rAMAYANA
第四部
〜猿の惑星篇〜
第八話
「暴走」
ランカー島に帰ったラーヴァナは
無理やりシーターを宮殿中連れまわし、
豪華な装飾を見せると甘い声で言った。
ラーヴァナ
「もし、お前が私の妻になるというのならこの全てをあげよう!」
もちろん、貞節な妻シーターが応ずるはずなどない。
シーター
「嗚呼、なりませぬ。私に指一本触れてはなりませぬ。」
ラーヴァナ
「なにっ!もし、一年以内に承諾しなければお前を食ってやるぞ!」
大胆なラーヴァナのカニバリズム宣言とともに
シーターは宮殿の奥深くに幽閉されてしまった。
一方、不安を覚えたラーマとラクシュマナは家に戻った。
するとシーターはいない・・・
ラーマとラクシュマナは探しまくった。
森の苦行者や動物達に聞いて回ると森の中に争った形跡があった。
そこにはシーターの首飾りが落ちている。
まさか!
ラーマはシーターが羅刹達に殺されてしまったのだと思った。
ラーマ
「シーーータァーーーーー!!」
ラクシュマナ
「いかん!」
ラーマは暴走した。
ズデッ!バゴッ!ボギュルッ!グシッグシッ!
ベラッ!ブベラッ!ハベラッ!ドショッ!
ガヒュルッ!ボリッ!ベキベキッ!ハグッ!
ムシャムシャ!ベトッ!ダラダラッ!
苦行者B
「シンクロ率400%!ありえない数字です!」
苦行者A
「使徒を・・・食ってる・・・」
苦行者B
「おえ〜〜」
周りで見ていた苦行者達はエヴァラーだった。
もちろん、真剣なラーマにこの後ボコボコにされる事は
言うまでもない。
とにかく怒り狂ったラーマは全世界を破壊しようとした。(マジ)
ラーマ
「か〜め〜」
苦行者C
「そんなに気を上げた状態で
カメハメ波を放ったら地球が吹っ飛ぶぞ!」
ラーマ
「は〜め〜」
ラクシュマナ
「か・・・め・・は・・・め・・・」
ラーマ
「ハァーーーーーーーッ!」
ラクシュマナ
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
ぼぎょ〜〜〜〜ん!
苦行者C
「バカな!より大きなカメハメ波で押し返したと言うのか!」
ラクシュマナ
「兄さん!
普通の人間のように振舞ってはいけません!」
苦行者Cはこのセリフに少しカチンときた。
しかし、敵わないから黙っていた。
苦行者Cはこの日から1週間位、
いつも寝る前にこのセリフを思い出して
ムカムカして黒い澱のようなものが胸を締め付け眠れなくなる。
その半年後、幼女監禁の末、
自宅により押収された無修正ポルノが明るみになり、
苦行者Cは二度と塀を越えることは無かったという。
しかしここでは関係ない。
ともかくラクシュマナのカメハメ波で正気を取り戻したラーマは、
とにかく手がかりを探そうと周辺をくまなく探した。
間もなく瀕死の重傷にあえぐジャターユスを発見した。
ジャターユスはこれまでのいきさつをラーマに話すが
力尽き、途中で息絶えてしまう。
ジャターユス
「あんたの蹴り・・・きいたぜ・・・ガクッ」
ラーマ
「オレじゃないって」
二人は更に南を捜すことにした。
第九話
「猿王」
二人が更に南へ行くと顔の無い怪物カバンダに出会った。
どうやら呪いをかけられているようだ。
カバンダ
「どうか、この呪いを解いてください」
ラーマ兄弟
「しゃべった!??」
顔の無いカバンダが喋る姿は
まるでいっこく堂だった。
ともかく、ラーマ兄弟は呪いを解いてやることにした。
ラクシュマナ
「カバンダの鞄だ!」
あまりの寒さに呪いはパーシャル解凍だったという。
ともかく、カバンダはお礼に、
人を捜しているなら猿王スグリーヴァの住む
パンパー湖へ行ってみたらよい、と教えてあげた。
しかも得意のサテライト腹話術で教えてあげた。
ラクシュマナは自分のハイセンスなシャレが
その腹話術で霞むのを感じ、
更にそれは怒りとも呼べる感情をも引き起こした。
しかし、負けを認めることの出来ないラクシュマナは
こう言った。
ラクシュマナ
「まぁまぁやな」
本人はラーマーヤナと掛けたつもりだったが
誰一人として気付くことはなかったと言う。
かくして二人は猿王スグリーヴァの待つ、
パンパー湖(パンパースではない)へ赴く事になった。
そのころ、猿王スグリーヴァは兄ヴァーリンに王座を追われていた。
その理由はスグリーヴァが兄の留守中に王位を奪ったからだ。
怒ったヴァーリンはスグリーヴァの妻と王位を奪還し、
スグリーヴァを追放したのだった。
これはどうみてもスグリーヴァが悪い!
ヴァーリンにとっては正にサルも木から落ちるといったところか。
パンパー湖のほとりでラーマは悲しみに沈んでいた。
ラーマ
「シーターはもう死んでいるかもしれない・・・」
スグリーヴァ
「なっさけないねぇ!それでも男かい!」
ラーマ
「おサルさん!ボクをシーターのとこへ連れてってくれ!」
スグリーヴァ
「・・・」
ラーマ
「シーターを・・・助けたいんだ・・・」
スグリーヴァ
「40秒で支度しな!」
ラーマ兄弟はシーターを探し出すのを条件に
スグリーヴァに復権させてやることを約束した。
ヴァーリンが一体どんな悪い事をしたというのか?
追放されてしかるべきはやはりスグリーヴァではないのか?
ラーマは更に卑劣な事に飛び道具である弓矢で
ヴァーリンを脅し逆追放した。
ヴァーリン
「最後に・・・兄さんと呼んでおくれ・・・」
スグリーヴァ
「うるぁ!」
ヴァーリンは追放された。
そして、約束通りスグリーヴァはラーマを助けることにした。
スグリーヴァ
「ありがとう。ラーマ王子よ」
(くっくっく。ブタもおだてりゃ木に登るか。)
スグリーヴァ
「あなたの誠意ある行動は私の胸を打った」
(利用させてもらったぜ。ラーマくんよぉ!)
スグリーヴァ
「そなたの妃シーターは我が忠実なる臣下、
ハヌマーンが捜しておる」
(このオレ様がそんなダルいことやってられるか!ボケェ!)
スグリーヴァ
「すぐに見つかるであろう。安心するがよい」
(おまえはもう用済みだぜ。とっととうせろ!この盆暗が!)
ラーマ
「礼には及びません。
あなたの正義が正しかったのです」
(ふん!腹黒いサルが!)
ラーマ
「真に正義なるものがヴィシュヌ神の恩恵を
授からぬ理由はございません」
(ははは!正義はヴァーリンの方だ!つまり神なぞあてにはならんのだ!)
ラーマ
「シーターを捜してくれるとは!ありがたい!」
(こちとら最初からそのつもりだ!
エテ公の分際で偉そうに講釈たれてんじゃねーよ。ドバカ!)
ラーマ
「ハヌマーンか。心強い!
百人力だ!ありがとう!」
(ふんっ!せいぜい利用させてもらう。
最後は満願全席のデザートに脳味噌をトクと味あわせてもらうとするか。ふふふ)
こうしてハヌマーンはスグリーヴァとラーマの手のひらの上で
もてあそばれているとも知らずに
ラーマに永遠の忠誠を誓い、
猿の英雄として歴史に残る存在となるのであった。
第十話
「火焔」
ハヌマーンは部下の猿(日光猿軍団)を集めて
インドの四方八方を探索した。
そして、ランカーのラーヴァナが
シーターを誘拐した事を知ったのである。
ラーマ
「ランカー島でシーターは生きているのだろうか?」
ハヌマーン
「自分、見てくるっすよ」
ラーマ
「頼む」
ハヌマーンは身体を小さくしてラーヴァナの城の潜り込んだ。
シーター
「どなた?」
ハヌマーン
「泥棒です」
シーター
「泥棒さん?」
ハヌマーン
「こんばんは、花嫁さん。忘れ物ですよ〜」
ハヌマーンはそっとシーターの指にラーマの指輪をはめる
シーター
「まぁこのためにわざわざ?!
ラーヴァナに見つかったら殺されるというのに・・・」
ハヌマーン
「な〜に狙い狙われるのが泥棒の本性です。
仕事が終われば帰ります」
シーター
「お仕事?私に何か差し上げられるものがあれば良いのですが・・
今は虜の身・・・あっこれを」
指輪を外そうとするシーターの手を軽く抑えて、
首を振るハヌマーン
ハヌマーン
「私の獲物は、悪〜い魔法使いが高い塔のてっぺんに
しまいこんだ宝物」
シーター
「?」
ハヌマーン
「どうかこの泥棒めに盗まれてやってください」
シーター
「私を?!」
一人で踊りながら語るハヌマーン
ハヌマーン
「金庫に閉じ込められた宝石たちを救い出し
無理やり花嫁にされようとしている女の子は
緑の野に離してあげる〜チュ!」
ハヌマーン
「これみんな泥棒の仕事なんです。ウンウン」
シーター
「・・・ありがとうとてもうれしいの・・・
でもあなたはラーヴァナの本当の恐ろしさをご存知無いのです。
・・・どうかこのまま帰って」
ハヌマーン
「あ〜なんという事だ、
お姫様は悪い魔法使いの力は信じるのに
泥棒の力を信じようとはしなかった」
また踊りながら語るハヌマーン
ハヌマーン
「その子が信じてくれたなら、
泥棒は空を飛ぶ事だって、
湖の水を飲み干す事だってできるのに!・・・ウゥ」
ポケットに手を突っ込みうなだれるハヌマーン
シーターも椅子に座ったままうつむく
ハヌマーン
「ウゥ〜ンウ〜ン」
急にうなりだし右手に力をこめるハヌマーン
ハヌマーン
「ウ〜〜ンウゥゥ〜ン」
シーターの目の前に腕を持っていくと・・・ポン!
手の中から小さな花が一輪現れた
シーター
「まぁ」
ハヌマーン
「今はこれが精一杯」
さらに紐につながった国旗を出す
ハヌマーン
「ンフッウフフフフ」
シーター
「ウフフフフ」
ハヌマーン
「アハハハハハ」
シーター
「ウフフフフフ、ハハハハ」
「そこまでだ!!」
柱の影から現れたのはインドラを捕まえた事から
インドラジットと呼ばれるラーヴァナの息子だった。
とりあえずココをクリック
インドラジットは魔法使いだった。
インドラジットは魔法を唱えた。
インドラジット
「メラメーラ!」
(LV50以上の魔法使いしか使えない火属性最強呪文)
ハヌマーンの尻尾に引火した。(マジ)
シーター
「その人を傷つけてはなりません!」
インドラジット
(人じゃなくてサルだろ・・・)
ハヌマーン
「大丈夫!泥棒の力を信じなきゃ〜」
こう言っている内にも尻尾は勢い良く燃えている。
シーター
「おじさま〜」
ハヌマーン
「はーい、おじさんはここですよ〜
す〜ぐ戻ってくるからね〜」
そういうとハヌマーンは消えてしまった。
シーター
「人殺し!あなたは人間じゃないわ!」
インドラジット
(人もサルも殺してないのに・・・
それに人間じゃないのに・・
一応、魔神なのに・・・)
多少凹み気味のインドラジットだった。
一方、高校時代に二度、放火で家裁に書類送検されたことのある
ハヌマーンは昔の血がうずきだした。
ハヌマーン
「生徒を数値化するな!
受験戦争だと?!
戦争はなぁ・・・戦争はなぁ・・・
死人が出るんだよ!!」
ハヌマーンはとりあえずランカーのラーヴァナ城に放火した。
ランカーは消化設備が整っているわけでもなく、
マージャンゲーム店や風俗店セクハラクリニックなどが、
所狭しと軒先を並べる繁華街であり、
また、窓の外側にある看板が脱出及び消火作業の妨げとなり、
44人もの死者を出した。(ウソ)
ハヌマーンがラーマの元に戻る頃、
ランカーは大火災に見舞われ、
ラーヴァナ軍は大きな痛手を蒙ったのであった。(コレはホント)
第四部完
第五部に続くよ